2009年8月17日
2009年8月17日
2009年8月17日
自分のお葬式を企画する
一昔前まで
お葬式の話題は
縁起が良くない
触れたくない
など
家庭での話題には余り出てくる事はありませんでした。
また、気になっていても
先の事だからその時になったら考えれば
家族に任せる
と先延ばししていることがほとんどだったでしょう。
万が一の時に慌ててご葬儀を行うと
・葬儀社のいいなりになって後から高額な請求が来た
・故人の交友関係が分からないことから
・誰に訃報を伝えればいいのか困った。
・故人が望むようなお葬式ができなかった。
など後悔したお話を耳にする事もあります。
予め本人の希望がわかっていれば
家族も安心してより良い決断ができます。
だからこそ
健康なうちに色々なケースについて考え
家族と話し合っておくことが大切なのです。
そのために
事前に弊社にご相談ください
旅立ちの準備ノートにあなたの想いを書いて
家族に伝えます。
こんなメリットが
お葬式にかかる総額がわかります。
ご家族も安心です。
最終的に自分が入るお骨壺を選べます。
(例えばお骨壺は有田焼にしよう)
また、自分が好きな花を書いて貰う事もできるのです。
(さくら陶房さんのホームページへ)
参列者に自分が書いたお礼状を配ったり
自分流のおもてなしができます。
あなたらしいお葬式ができます。
遺影写真も自分が気に入った写真を選べます。
旅立ちの準備ノートは
新聞や
NHKのクローズアップ現代などでも紹介されました
2009年8月17日
グリーフ(悲嘆)ケア
はじめに
愛する人を亡くすと大きな悲しみを感じ様々な症状が現れます。
それを癒すには努力と長い月日が必要です。
グリーフワーク(悲嘆の作業)が正常に行われないと
悲嘆のプロセスが遅れたり
抑制されたり
長引いたり
欠如したり
人生を前向きに歩めなくなったり
結果として人間的成長が阻害されることにもなりかねません。
相手を励ますつもりで言った言葉でも
状況によっては悲嘆のプロセスを阻害することにもなりかねないのです。
ご遺族が体験し乗り越えなければならない
グリーフワークについてご紹介します。
グリーフワークのプロセス
①ショック期
身近な人や愛する人の死に直面した時
茫然として無感覚の状態になります。
一見冷静に受け止めているように見えても現実感を喪失した状態である場合もあります。
死があまりに大きなショックである事からハッキリとした反応が現れないのでしょう。
正常な判断が出来ずにパニック状態になる事もあります。
②喪失期
死を現実に受け止め始めますがまだ充分に受け止められない段階です。
号泣や自責の感情または死亡の原因となった相手に対する
怒りや敵意などの感情が次々と繰り返し現れます。
③閉じこもり期
死を現実のものとして受け止める事ができた段階ですが
従来の自分の価値観や生活が意味を失って鬱状態に陥り
自分が存在していないような無気力な状態になります。
生前にしてやらなかった事が悔やまれたり
死の原因が自分にあったのではないかと責めたりすることも特徴です。
④再生期
故人の死を乗り越えて新たな自分、新たな社会関係を築いていく時期です。
積極的に他人と関われるようになります。
正常な悲嘆
悲嘆は故人が死に至った原因や故人との関わりなどによって様々な形で現れます。
①身体的症状
身体的苦痛・のどの緊張感・呼吸障害・疲労感・食欲喪失
・消化に関する諸症状・睡眠障害・気力喪失・頭痛
・故人と同じ症状の出現など
②心理的症状
故人の面影にとりつかれる
・思慕・罪責感・憂鬱・不安・怒り・敵意・ 孤独・絶望・幻覚など
③行動的反応
号泣・故人の行動の模倣・行動パターンの喪失など
④認知的反応
思考、判断速度の低下・集中力の欠如など
悲嘆による様々な問題
例えば夫婦など家族の場合で
一人が悲しみで落ち込んでいるとそのためにもう一人は悲しみに耐える傾向があります。
すると落ち込んでいた人が立ち直った時にもう一人には悲しみが襲ってきます。
また、一人が故人の思い出にひたりたいにも関わらず
もう一人が忘れようとしていれば
互いに相手を理解できず衝突するなど様々な問題が起こりがちです。
悲嘆の表れには個人的に差異がありますので
その違いを理解してお互いに相手を思いやる必要があります。
病的な悲嘆
死別者の10~15%は病的な悲嘆に陥ると言われています。
現れるはずの悲嘆の反応が現れなかったりすることです。
全く何事もなかったかのように振る舞ったり、
死を喜んで受け入れるように見える人もいますが
これは悲嘆の感情を抑圧しているだけで、
いつか増幅した形で現れることになります。
悲嘆の反応は抑圧せずにそれを受け入れ表現する必要があります。
また、他人に対する怒りなどが積み重なり
人間関係が正常に営めなくなるような歪んだ悲嘆に陥る場合もあります。
病的な悲嘆に陥った遺族には専門医によるカウンセリングや治療が必要となります。
グリーフケアの基本的な考え方
悲嘆の表現として表れる様々な感情や行動などを
正常なものとして共に受け止める事が大切です。
私たちは悲嘆の表現を
つい良くない事だと説得したり
悲しまないように励ましたりしまいがちです。
悲嘆を取り除いたり解決する事はできません。
日本の社会環境は悲しみを充分に表現する事をよしとしていません。
特に大人の男性には他人に悲しみを見せない事が望ましいとさえ思われています。
また、不用意な勇気づけは病的なプロセスに陥らせる事になりかねません。
悲しんでいる遺族を前にすると
悲しみを分かち合うつらさから逃れたいと思考が働き
励ましの言葉をかけてしまいます。
悲嘆の様々な感情を正常なものとして認め
それを表現して共に受け止めてあげることが必要です。
グリーフケアの誤った考え方など
具体的な事例
①悲嘆の期間について
死別後1年も経って嘆いていると周囲は
「いつまで嘆いているんだ」
としばしば叱咤する場面があると思います。
悲嘆は
半年から1年で完了することが多いと言うだけで2年悲しんでも3年悲しんでも
その期間はその人にとって必要のある悲しみの期間です。
特に子供さんを失った場合や自殺の場合は
5年続いても正常なプロセスです。
②失ったことについて考えない方がよいと言う考え方
「○○さんを失った事について考えない方が悲しみが少ない。もう忘れなさい」
と良く言われるセリフがあります。
無理に喪失体験を忘れて新しい世界に入ろうとすると
逆に悲嘆のプロセスを正常に歩めなくなって病的悲嘆に陥る事があります。
失った事をゆっくり考えなければなりません。
③喪失について触れない方が遺族にとって良いだろうという考え方
「旦那さんを失った事については触れない方が奥さんにとって良いだろ う」
もちろんその様な事もあるでしょうがむしろ触れてもらって
「さぞ かしつらいでしょうね」
と慰めてもらった方が助けになる人が多いことも事実です。
声をかける側も悲しむ事が当たり前だと受け止めて相手の話を聞いてあげ、
共に悲しみを分かち合うようにしましょう。
④怒りや罪責感を感じるのは異常であるという考え方
死んだ人を恨んだり医者を恨んだり
あるいは自分を恨んだり責めたりする
のは異常であるという考え方は誤りです。
怒りや罪責感は
悲嘆のプロセスとしては通らなくてはならない関所
のようなものです。
一時的にその感情に浸ったとしても決して異常ではありません。
⑤喪失の事を話したり感情を表出したり泣いたり叫んだりすることが大切です
喪失の事を話したり、
感情を表出したり、
泣いたり叫んだり
できる方が悲嘆プロセスを促進して早く辛い状況から立ち直る事が出来ます。
泣いた後はたいてい気分がすっきりします。
気分の爽快感は悲嘆プロセスの促進を意味します。
⑥小さい子供には親の死を教えない方がよいという考え方
小さい子供には親の死を教えない方が良い
とする考え方が一般的ですがこれは非常に危険です。
子供にとっては親が突然亡くなる訳ですがその説明を誰からもしてもらわない場合
その子供の精神の成長に障害が起きる
事が良くあります。
中には非行に走る事もあるそうです。
子供はその年齢相応に死について概念化しているので子供が理解できる言葉で
「あなたのお父さん(お母さん)は死んだのよ」
と伝える必要があります。
また、状態が悪くなった段階で
「もうすぐあなたのお父さん(お母さん)はこの世を去るかも知れない」
という事を教えてあげた方が受け入れやすいのではないでしょうか。
⑦薬物やアルコールは悲嘆の痛みを緩和するという考え方
辛い時はお酒を飲んだり安定剤を飲んだり良いというのは余りお奨めできません。
安定剤は
それによって情緒を安定させるので逆にたどらなくてはならない悲嘆のプロセスを遅らせてしまう
可能性があります。
アルコールも
かえって自責の念が強くなり辛くなる事も。
また、飲み過ぎは
家族や親族の非難や拒絶に繋がりやすく家族関係まで悪化させてしまうことにもなりかねません。
更にはアルコール依存症の危険性があり ます。
⑧悲嘆しすぎると健全な精神を喪失するという考え方
人によって、その人固有の悲嘆の仕方がありますので悲嘆のしすぎ
泣きすぎと言うことはありません。
⑨怒りは悲嘆の正常な情緒反応ではなく表出を奨励すべきじゃないという考え方
つまり怒ってはいけない、医者や遺族に対して怒りを向けてはいけない。
しょうがないじゃないの今更などという考え方がありますが、
実は怒りたい時には怒ったらいいのです。
問題は周囲の人がこれは怒っているんだと受け止めるのではなく
悲嘆しているんだと懐深く受け止め冷静に対応する必要があります。
また、故人に対して
「置き去りにされた」
という怒りの感情は正常な情緒的反応と言われています。
⑩悲嘆のプロセスは短い方がよいと言う考え方
理性のコントロールによる悲嘆プロセスの短縮化は
数ヶ月~数年後に悲嘆そのものが身体症状の形で再発することもあるそうです。
悲嘆のプロセスはその人固有の期間があります。
決して短い方が良いとは言えないでしょう。
特に1ヶ月以内で元気になってしまう人は
病的悲嘆に陥る危険性が高いそうです。
小さい子供の留意点
子供は喪失後、非常に早い新しい関係を形成する傾向があります。
その結果として子供は、死別を体験している親たちと歩調が合わなくなることになります。
死別を体験している子供達は
全て将来情緒問題を持つ危険性がある
とも言われています。
サポートのためのガイドライン
もし子供の親が末期状態であるならば
「この状態は誰も手を下しようが無い。出来るだけ命を長引かせる手は全て打った」
ということを教えます。
そして死を伝える時が来たら死の知らせを見合わせてはいけません。
子供が理解できる単純な言葉を用いて真実を教えます。
自助グループ
ひまわりの会
悲嘆について周囲の人の理解もさることながら
自助グループ”ひまわりの会”
のような同じ悲しみの体験を持つ人達と
互いに支え合う事
ができたら素晴らしい事ではないでしょうか。
参考 ひまわりの会(日本ホスピス在宅ケア研究会)
〒 653 神戸市長田区林山町7-5-2
電話 078-612-1959 FAX 078-612-1957
2009年8月17日
大浦ヶ池をきれいにする会に参加
平成10年に田川市の大浦地区周辺の個人事業者など17名が集まり
大浦が池周辺の環境美化を目的に会を設立した
同年から毎年8月12月に同池周辺の清掃を行っている
平成11年から同池土手の雑木の伐採を行い
春秋の定期的な除草作業をし
平成12年から毎年20本の桜を植樹しているボランティアの会で
平成15年田川市より環境美化の部で感謝状を受けたそうです
平成16年にはとびうめ国文祭で環境美化ボランティアとなり現在も活動中
■平成19年2月18日
小雨の中
伊藤田川市長
浦田県議
田川市嶋井部長
他会員7名
ボランティア1名
の参加で桜の木30本を植樹しました。